心配?科目によって偏差値が大きく違う時
航路開拓舎では、小5・小4の皆さんが月例テストを目標に学習を続けていますが、先日、6月度のテストが終わりましたね。
結果は約1週間後。
テストの結果には、どうしても一喜一憂してしまうものですが、特に科目によって点数や偏差値に大きな差が出た場合、心配になる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、科目間に差が出るというのは、決して珍しいことではありませんし、むしろ、今の実力を測る上で当然のことだと考えてみてください。
そして、テスト結果は「終わり」ではなく、今後の学習の「経過点」であり、「次に繋がる」大切な機会です。
では、こうした科目間の差が気になるとき、どのように考え、今後の勉強に活かしていけば良いのでしょうか。
テスト結果を冷静に見つめ、弱点を見つける
まず大切なのは、テスト結果を「数字」だけで見ないこと。
科目全体の点数や偏差値だけでなく、どの分野で間違えたのか、基礎問題ができていたのか、応用問題はどこまで取り組めたのかなど、答案の内容を細かく分析してみましょう。
もし、特定の科目の点数が低い場合、その原因がどこにあるのかを探ります。
- 基礎・基本の定着不足でしょうか?
- 特定の単元や問題形式の苦手でしょうか?
- それとも、時間配分やケアレスミスが多かったのでしょうか?
特に点数が大きく凹んでしまった科目については、基礎・基本に立ち返るのが効果的です。
算数なら計算、国語なら漢字や語句の知識、理科・社会なら基本的な知識の確認 からやり直してみましょう。
一方で、得意科目についても安心せず、ミスの防止や、より応用的な問題への取り組みを進めることが大切です。
「できない」こと、それが伸びしろです
点数の差が大きいと、お子さんも保護者の方も落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
しかし、「できないこと」「知らないこと」が見つかったということは、まさに「できるようになる」ためのヒントを得たということです。
テストは、自分の弱点を知り、今後の勉強の課題をつかむための絶好の機会なのです。
お子さんにとっては、「自分だけにハンデがある」のではなく、全員が同じ環境でテストを受けています。
大切なのは、他の生徒さんの成績と比べて一喜一憂することではなく、自分自身の「過去」と比べて「今、これぐらい成長した!」という実感を持つことです。
できなかったことができるようになった、より丁寧になった、といった小さな変化を見つけて、自分の努力を実感することが、次への推進力になります。
保護者の皆様へ
「うちの子はどうしてこの科目ができないんだろう」と悩む保護者の方もいらっしゃるでしょう。
ご自身も入試を経験されているからこそ、心配になるのは当然です。
しかし、お子さんと一緒に落ち込んでいては前に進めません。
テスト結果から、お子さんが前進できる材料をしっかりつかみ取ってください。
そして、お子さんの「できない」部分にばかり注目するのではなく、「図形はできるようになった」「計算ミスが減った」といった「できるようになったこと」にも目を向け、具体的に褒めてあげてください。
小さな成功体験を積み重ねることが、お子さんの自信につながります。
「地道な努力」が大きな成果に
中学受験本番での「合格」は、模試の成績だけで決まるものではありません。
テストは、自分の弱点を発見し、それを克服するための「地道な努力」を続けるチャンスを与えてくれます。
特効薬はありませんが、少しの努力の積み重ねが、大きな成果を生み出す「漢方薬」のようなものです。
科目間の差が大きいと感じても、それは現状を知るためのステップです。
その結果を真摯に受け止め、具体的な改善策を立て、お子さんと一緒に、あるいは塾の力を借りながら、一つずつできることを増やしていきましょう。
お子さんの力を信じ、前向きな姿勢でサポートを続けることが、何よりも大切です。